7ヶ月、3歳の子ども2人を連れて家族で沖縄旅行に行ってきました。
安さに惹かれ、行きはジェットスター、帰りはピーチに搭乗したのですが正直子連れでLCCなんて大丈夫なのだろうかという心配が予約後、頭をよぎりました。
(本来なら下調べをしてから予約するべきですよね 汗)
しかし!乗ってみたら「なんだ、LCCでも余裕じゃん」と思えました。
今回は私の体験を元に子連れでピーチに乗る際の気をつける点や料金体系についてお伝えしたいと思います。
これを読めばこれからの旅行にLCCという選択肢を入れようという気になっていただけるはずです。
1、子連れでピーチを利用|料金体系はどうなっているのか
ピーチは2012年3月に関西空港を拠点とした日本の航空会社としては初めてのLCCです。
ピーチの料金体系、子どもが登場する際にかかる値段をご紹介します。
(1)ピーチは料金体系が細かく分かれている
ピーチでは3種類の運賃タイプがあります。
さらに最近シンプルピーチプラスという新しいサービスが追加されました。
これは1席あたり2,000円の追加で同じ路線なら何度でもフライト変更手数料が無料になるというものです。
子連れ旅行ならあまり関係ありませんが、座席指定や荷物預け入れのオプションはいらないが急な予定変更には対応できるようにしたいという方向けのサービスです。
シンプルピーチとバリューピーチの間ですね。
ちなみに家族全員同じ運賃タイプを購入しなければいけないわけではないので、預け入れ手荷物がいらない子どもはシンプルピーチで大人はバリューピーチなんていう組み合わせも可能です。
(2)ピーチは2歳未満無料
*2023年8月現在
ピーチでは席を利用しない2歳未満の子どもは無料で搭乗することができます。
LCCで有名なジェットスターは席を利用しなくとも一律1,500円かかるので注意してください。
ちなみにANAやJALといった大手航空会社では3歳未満まで座席を利用せず保護者の膝上に載せることができるので、セールなどをうまく使えばLCCよりも安く飛行機に乗ることができるかもしれませんのでそちらのチェックも忘れないようにしてください。
そして座席を利用する場合でも3歳〜11歳は大人運賃の半額、もしくは75%といった子ども料金が適用されます。
2、子連れにオススメな座席
(1)ファストシート
引用:peach公式サイト
ファストシートとは最前列A〜Fの6席を指します。
メリット
- 足元のスペースが広いので子どもを抱っこしても窮屈に感じない
- 預け入れ手荷物が優先的に返却される
デメリット
- 肘掛けが上がらない
- 足元に荷物が置けない
*2023年8月現在の値段
気になるファストシートの値段ですが、4つの座席料金体系の中で一番高いです。
しかし、最安値で比較するとその差はわずか800円
ピーチで航空券を購入したらまず一番にファストシートが空いているか確認しましょう。
(2)スペースシートオプション
スペースシートオプションとは隣の席を空席にしておくサービスです。
同系列ブロック内の席に限りますがA〜CもしくはD〜Fの一列を自分たちだけで使うことができるんです。
3、子連れでピーチに乗る4つの注意点
LCCは様々な面でコストカットをし、安さを実現しています。
そのため大手航空会社にはあるのにLCCにはないサービスが多数あります。
搭乗して失敗した!!
なんてことにならないために気をつける4つのポイントをご紹介します。
(1)機内のWiFiはピーチが提供する動画しか見ることができない
搭乗した際、WiFiを確認するとpeachの文字が!
LCCなのにWiFiに繋げるなんてすごいな〜と思ったらピーチが提供するサイトに掲載されている動画を見たり機内食の注文をすることしかできませんでした。
そのためもちろん外部と連絡をとったりYoutubeを見ることはできません。
引用:peach公式サイト
仮にピーチが提供している動画を視聴するのであれば、イヤフォンの無料配布はないので忘れないようにしてください。
(2)手荷物は最小限にすべき!納得の2つの理由
手荷物は席を購入している人、1名につき7kgまで機内に持ち込めるのですが2人以上子どもを連れている場合は最小限の手荷物にすべきだったと痛感しました。
理由は2つあります。
①タラップを使って降りなくてはいけないから
LCCは他の便が発着で使うことが少ない遠い滑走路を使うことが多いです。
その場合、出発・到着時にバスで滑走路を移動しなくてはなりません。
成田空港到着時に上部画像のようなタラップと呼ばれる階段から滑走路に降りましたが、結構傾斜がありました。
大きな荷物を持っていると足元が見えにくいですし、降りるのも慎重になります。
できるだけ身軽で搭乗するほうがいいと思います。
②上の子がぐずって歩かなかったり寝てしまっている場合、大きな荷物を抱えての移動はしんどいから
我が家のピーチ搭乗スタイル
- パパ→ボストンバック1つ(約7kg)
- ママ→ミルクやオムツが入ったリュック(約5kg)&抱っこ紐に7ヶ月IN
- 3歳娘→手ぶら搭乗
成田空港に到着1時間前ごろから眠りに落ちた3歳娘。
寝てくれて助かるわ〜なんて思っていましたが…
着陸して起こすととても不機嫌。
まだ眠い、歩けないと駄々をこねられ
とりあえず一番最後に出ようと夫と話したのですが出ようとした時も歩いてくれず。
飛行機から到着ロビーまでバス移動だったようでCAさんに
他のお客様も待ってらっしゃるので急いでご移動をお願いできますでしょうか。
私たちもお荷物持ったり、お手伝いいたします。
と言われてしまいました 汗
結局、夫が片手に娘、もう片方でボストンバックを抱えて急いでタラップを降りてバスに乗車しました。
(3)成田空港でご飯を食べる予定なら那覇空港で買っておくべき
我が家は沖縄空港14時40分発→成田空港17時25分着のフライトで帰りました。
時間的に成田空港でご飯を食べてから帰ろうと思い、ごはん屋さんが満席だった場合に備えて那覇空港でお弁当やらおにぎりやら買い込んだのですが、これが大正解でした!
なぜなら、ピーチの到着ロビーにはコンビニが1つあるだけでレストランや軽食をつまめるようなカフェなどがなかったからです。
空港間を行き来している無料バスで他のターミナルに移動することもできましたが
子どもを抱えて移動したくないし、家に帰るのがこれ以上遅くなるのも嫌だったのでピーチ到着ロビーで那覇空港で買ったご飯を食べました。
(4)座席指定、荷物預け入れは予約と同時に行うべし
LCCは座席指定、荷物預け入れを出発当日にカウンターで手続きをすると割高になります。
そのため航空券購入と同時、もしくは航空券購入後にWebからすぐに手続きすることをオススメします。
まとめ
LCCは旅費を抑えるために検討したい移動手段の1つです。
子連れだとハードルが高いのでは?と私も当初考えていましたが事前に注意するべき点などを押さえておけば何も怖くありません。
とっても快適な空の旅を送れます。
今回の私の記事で家族での思い出作りにLCCも選択肢の1つとして入れようと考えていただけたら嬉しいです。