出産前にベビー用品で買い揃えたいものの中に抱っこ紐をお考えの方は多いのではないでしょうか。
それでも抱っこ紐は種類がたくさんあるのでどれを買ったらいいのか迷っちゃいますよね。
わたしもベビーザラスで店員さんにどれがオススメか、違いはなんなのかなど聞きまくった覚えがあります。
そこで今回は抱っこ紐の種類や実際にわたしが使用し、周りのママたちにも聞いたオススメの抱っこ紐をご紹介したいと思います。
1、抱っこ紐はいつからいつまで使用できるの?
抱っこ紐は新生児から使えるものと首が座った3ヶ月ごろから使えるものがあります。
そのため生活スタイルによってどの抱っこ紐を購入したらいいのか吟味してください。
抱っこ紐はパパやママと密着度がとても高いので赤ちゃんは安心して眠ってしまうことが多く、お出かけで使う以外に寝かしつけで利用する方もいます。
メーカーによって異なりますが、だいたい2,3歳まで利用することができます。
ちなみにわたしが抱っこ紐を利用するシーンは主に以下の通りです。
- 病院に行くとき
- 寝かしつけ
- 家事をしているとき
- 泣き止まないときにあやす
まだ首が座っていない頃でも予防接種や定期検診など、意外と病院に行く回数は多いです。
病院はベビーカーだと場所をとってしまったり、そもそもベビーカーごと中に入れない病院も少なくありません。
抱っこ紐で行くことをオススメします。
また、生まれたばかりの時はお母さんの手は腱鞘炎になりやすいので、ずっと抱っこしているのは正直とても大変です。
わたしは抱っこ紐に赤ちゃんを入れてゆらゆらと体ごと揺れているのがとても楽でした。
2、抱っこ紐は3種類ある!それぞれの特徴は?
(1)キャリータイプ
引用:https://www.dadway-onlineshop.com/display
キャリータイプの特徴は利用シーンに合わせて抱っこの仕方を変えられるところです。
4way、2〜3wayタイプのものがあり、4wayだと前向き、対面、おんぶ、横抱きをすることができます。
少々着けるのに時間がかかりますがしっかりとした作りになっているので簡易的な抱っこ紐に比べて長時間つけていても疲れにくいです。
(2)スリング
引用:https://www.betta.co.jp
1枚の布でできていて、片方の肩に掛けて使うタイプの抱っこ紐です。
使う人の体に合わせて調整ができるのでパパとママ兼用で使う際に、サイズ調整が簡単にできます。
デメリットとしては片方の肩で赤ちゃんを支えるので体重が重くなってくると肩への負担がものすごくかかり疲れるという点です。
そのため使用期間はこの中で一番短いと思います。
わたしはBettaのスリングを購入したのですが、娘はお気に召さなかったようで何回やってもずーっとギャン泣きだったのでメルカリに出品しました 泣
(3)ベビーラップ
引用:https://www.onnbuhimo.com/product-list/32
ベビーラップはスリングと同じく大きな1枚の布でできています。
異なる点として、ベビーラップは幅広の布を両肩に掛けて使うので赤ちゃんの体重が分散され疲れにくい点です。
また、ベビーラップは他の抱っこ紐よりも赤ちゃんとの密着度が高く、大きな布に包み込まれているので赤ちゃんは安心し、リラックスした状態でママやパパに抱っこされます。
わたしが持っているベビーラップは、折りたたむと15cmの正方形になり持ち運びに便利なので外出時に重宝しています。
3、抱っこ紐を選ぶ5つのチェックポイント
(1)赤ちゃんの月齢
上記でも記載した通り、新生児から使用できるものと首がすわってきた3ヶ月ごろから使用できるものがあります。
キャリータイプで新生児から使用できるものは、お値段が少し高めに設定されています。
(2)生活スタイル
ベビーカーや車での移動が主ならば、抱っこ紐の使用頻度はそんなに高くないので持ち運びに便利なスリングやベビーラップをオススメします。
逆に、抱っこして長時間外出する機会が多そうなのであれば疲れにくいキャリータイプをオススメします。
わたしは、ベビーカーでの移動が主なので外でぐずってもすぐに抱っこできるようベビーカーの下にベビーラップを入れて常備しています。
ただ、長時間の抱っこに備えて出産前にキャリータイプの抱っこ紐も購入していたので、首すわり前までは寝かしつけをしたり、病院に行く時に使用していました。
この記事を読んでいらっしゃる皆さんはきっと第一子をご出産予定だと思いますが、2人以上子どもが欲しいとお考えでしたらベビーカーに上の子、抱っこで下の子というスタイルで外出が多くなるかと思います。
そのため疲れにくいキャリータイプを1本持っておくといいと思います。
(3)抱っこしたい体勢
抱っこには5種類あります。
- 対面抱き
- 前向き抱き
- おんぶ
- 横抱き
- 腰抱き
一番抱き方のバリエーションがあるのはキャリータイプです。
ベビーラップとスリングはものによって1種類の抱き方しかできない商品もあります。
どんな体制で赤ちゃんを抱っこしたいのか決めておけば、選ぶべき抱っこ紐が見つかるはずです。
わたしは前向き抱っこは赤ちゃんの視野が広がり、脳にいいと雑誌で読んだことがあったので
前向き抱っこができるエルゴを買いました。
(4)抱っこ紐の素材
赤ちゃんは体温調節がまだまだ未熟なので通気性の良いメッシュやコットン生地を選択するのがいいです。
普通の生地を選んでしまうと熱がこもって赤ちゃんだけでなく、ママやパパもびっしょり汗をかいてしまいます。
冬の寒い時期には防寒ケープを付ければメッシュやコットン素材でも使用することができます。
(5)赤ちゃんが正しい姿勢になる
赤ちゃんはまだ骨が未発達で、特に生後半年までは股関節が外れやすいので注意が必要です。
脚を伸ばした姿勢は脱臼しやすいのでM字開脚になるような抱っこ紐を選ぶようにしましょう。
また、背骨は緩やかなカーブを描くような姿勢になることが理想です。
4、キャリータイプのオススメ抱っこ紐3選
抱っこ紐をたくさん使う予定の方にオススメなキャリータイプの抱っこ紐をご紹介します。
(1)エルゴベビーOMNI360メッシュ
新生児から使える | ○ |
対象体重 | 20kgまで |
カラー | 10色 |
抱き方 | ・対面抱き ・おんぶ ・前向き抱っこ ・腰抱き |
一番人気はエルゴの抱っこ紐、メッシュタイプです。
わたしの周りのママもほとんどエルゴの抱っこ紐を使用しています。
人気の理由は様々ですが、わたしが選んだ理由は3つあります。
- 対象体重が20kgまでと長く使用できること
- ・シートの調節ができるので赤ちゃんの月齢に合わせて適切な幅でM字開脚をすることができる
- 前向き抱っこができる
肩と腰に厚手のクッションが入っているので子どもを抱っこしていても全然疲れません。
わたしが唯一エルゴの難点だと思うのは、背中のバックルです。
体の後ろに手を回してバックルを止めないといけないので体が硬いと一人での着脱は結構大変かもしれません。
(2)ベビービョルンONE KAI Air
新生児から使える | ○ |
対象体重 | 15kgまで |
カラー | 4色 |
抱き方 | ・対面抱き ・おんぶ ・前向き抱っこ ・腰抱き |
日本人サイズに設計されているので体にぴったりフィットし、赤ちゃんとママの間に余計な隙間を作りません。
こちらの抱っこ紐にも肩と腰にクッションが入っていますがエルゴと比べると2cmほど薄いです。
背中のベルトがバックル式ではないので着脱のしやすさを優先される方はベビービョルンがオススメです。
(3)POGNAE(ポグネー)
新生児から使える | ○(別売の新生児インサート購入) |
対象体重 | 15kgまで |
カラー | 3色 |
抱き方 | ・対面抱き ・おんぶ ・前向き抱っこ |
ヒップシートが一体となっている抱っこ紐です。
ヒップシートの最大のメリットは肩や腰への負担を軽減してくれるところです。
子どもが大きくなってくると抱っこしているパパやママの腰がくの字に曲がり、負荷がかかりますが、ヒップシートを使えば赤ちゃんの体重が分散されるので体が楽になります。
ただ、ヒップシートのありがたみを感じるのは子どもが大きくなってきた時なのでヒップシート単体で購入する人も多いです。
5、家の中や外出時の急な抱っこに役立つスリング&ベビーラップ
こちらを主として使用する方、2本目の抱っこ紐として持っておきたいとお考えの方にオススメのスリング&ベビーラップをご紹介します。
(1)オススメのスリング3選
①キュット ミー!
新生児から使える | ○ |
対象体重 | 16kgまで |
カラー | 15色 |
抱き方 | ・コアラ抱き ・寄り添い抱き ・腰抱き |
肩と赤ちゃんの首部分に中綿が入っているのでママの肩への負担が軽減され、首座り前の赤ちゃんも安心して使用できます。
しかもこの中綿は位置を変えたり取り外しも可能なので体格差があるパパとも共有して使用することができます。
②Betta Carry me! plus
新生児から使える | ○ |
対象体重 | 11.3kgまで |
カラー | 6色 |
抱き方 | ・横抱き ・逆さ抱き ・縦抱き ・腰抱き |
リングタイプよりも着けるのが簡単なチャックタイプ。
これはチャックが4段階あるのでパパとの共有も可能で、チャックにはロック機能も備わっているので不意に外れてしまうなんてことはありません。
③kerata
新生児から使える | ○(クッションが必要) |
対象体重 | 15kgまで |
カラー | 4色 |
抱き方 | ・バナナ抱き ・コアラ抱き ・カンガルー抱き ・腰抱き |
スリングの中が気持ち良すぎて赤ちゃんが寝てしまったなんてなったときでも、バックルを外すだけで簡単に着脱ができるので起こしてしまう心配もありません。
なんと言ってもこちらの商品はお安い。なんと2,880円。
新生児から使えるクッションを含めても3,480円です。
レビューでは全然安っぽく見えないと高評価なのでスリングに挑戦してみたいとお考えの方は手を出しやすい商品となっています。
(2)オススメのベビーラップ3選
①Konny
新生児から使える | ○ |
対象体重 | 20kgまで |
カラー | 6色 |
抱き方 | ・対面抱き ・前向き抱っこ |
Konnyの抱っこ紐はなんと言ってもその軽さ!なんとわずか150gしかありません。
ただでさえママは赤ちゃんのお出かけ用品で持ち物がたくさんあります。これだけ軽ければ持ち運びも楽々で嬉しいですよね。
また、デザインがシンプルでスタイリッシュなのでお洒落が好きなママに人気です。
②ポグネーのステップワンAir
新生児から使える | ○ |
対象体重 | 11kgまで |
カラー | 6色 |
抱き方 | ・対面抱き ・前向き抱っこ |
ベビーラップは伸縮性があるのでパパママ兼用が可能ですが、それでも明らかに体格差があるとワンサイズを共有するのは難しいです。
しかしポグネーのステップワンAirはフリーサイズで両脇と腰部分に調整可能なベルトがあるのでキャリータイプのように共有することができます。
③ボバラップ
新生児から使える | ○ |
対象体重 | 特になし *20kgまではテスト済み |
カラー | 13色 |
抱き方 | ・前向き抱っこ *他の抱き方もできますが前向きだっこを推奨しています |
ボバラップは長年赤ちゃんの股関節について研究しており、IHDI(国際股関節形成以上症研究所)からも推奨されているベビーラップです。
5mと長い1枚の布でできているので慣れるまでは少し着脱が面倒に感じます。
ただ、1枚の布なので双子を抱っこすることも可能です(公式では生後2ヶ月までを推奨しています)
6、抱っこ紐と一緒に揃えたい3つの便利グッズ
(1)ベルトカバー
赤ちゃんのヨダレを吸収するのにオススメです。
新生児の頃は必要ありませんがヨダレが出始める4ヶ月ごろから活躍してくれます。
ボタンで簡単に着脱ができるので洗濯も簡単にできます。
(2)ケープ
夏は紫外線除け、冬は防寒対策として赤ちゃんの体を守ことができます。
赤ちゃんは肌が弱いので月齢が低いうちは直射日光が当たらないように気をつけてください。
最近はユニクロにも取り扱いがあるので是非一度手にとって見てみてください。
(3)抱っこ紐収納袋
キャリータイプの抱っこ紐は大きく、かさ張るのであまり持ち運びに向いていませんが、収納袋があればコンパクトに折りたたむことができます。
わたしはエルゴの抱っこ紐を収納袋に入れて剣をしょうみたいに肩から斜めにかけて持ち歩いています。
使用時だけでなく家に置いておくときも収納袋に入れておけば場所を取らずに済みます。
7、まとめ
ご自身に合った抱っこ紐は見つかりましたか?
わたしのオススメはガッチリしたキャリータイプと外出先でさっと使えるスリングやベビーラップの2本使いです。
ママと赤ちゃん両方が満足して安心感を得られる抱っこ紐で子育てを楽しんでください。