妊娠中はたくさん気をつけなければいけないことがあります。
カフェインもそのうちの1つです。
コーヒーや紅茶が好きな方はカフェインを我慢することはかなり大変だと思います。
わたしもその1人でした。
そこでノンカフェイン飲料登場です。
今回はそもそも妊婦さんがカフェインを摂取するとどうなるのか、妊娠中飲んでもいいお茶、わたしが妊娠中大変お世話になったオススメのノンカフェイン飲料などについて書きました。
1、妊婦さんがカフェインを摂るとどうなるの?
妊娠中に規定量以上のカフェインを摂取すると2つのリスクがあります。
・赤ちゃんが低体重になり、将来健康被害が起こりやすくなる
・流産する可能性が高くなる
という研究結果が出ています。
引用:厚生労働省
2、妊婦さんがカフェインを1日に摂ってもいい量とは
1日あたり300mgの摂取量(マグカップでコーヒー2杯ほど)が許容と言われています。
ただし、カフェインの摂取量については個人差がありますし、マグカップ2杯程度までは許容というのはコーヒーの抽出方法やメーカーによっても異なるのであくまでも参考値にしてください。
コーヒー以外にもお茶、清涼飲料水などにもカフェインは含まれていますので以下の画像を参考にしていつもあなたが飲んでいる飲み物はどれくらいの含有量なのか目を通してみてください。
引用:厚生労働省
3、ノンカフェインって実は種類がある!おさえておきたい4つの名称
みなさんが口にするノンカフェインって実は種類があるって知っていますか?
厳密には全くカフェインが入っていないのがノンカフェイン、カフェインを限りなく少なくしたものをデカフェやカフェインレスなどと呼びます。
詳しく解説していきます。
(1)デカフェ
カフェインを取り除いた飲み物のことを指します。
注意していただきたいのは完全にカフェインが入っていないわけではなく、微量のカフェインは含まれています。
具体的にどれくらいカフェインを取り除くべきかは日本の場合、明確に決まっていないので購入する際は成分表を見るなどして気をつけましょう。
(2)カフェインフリー
デカフェの別名ですので、上記と説明は同じです。
(3)カフェインレス
日本ではカフェインを90%以上取り除いた飲み物を指します。
(4)ノンカフェイン
麦茶やハーブティーのようなカフェインを全く含んでいない飲み物を指します。
カフェインの量を日頃から気にしている方はノンカフェイン表示の飲み物でしたら安心ですね。
4、妊婦さんでも飲めるノンカフェインのお茶
(1)ルイボスティー
ルイボスティーにはカリウムが豊富に含まれているので、むくみトラブルが多い妊婦さんにオススメです。
ただし、妊娠後期に飲み過ぎると胎児が動脈管早期閉鎖を引き起こす可能性があるので1日2,3杯程度にしましょう。
(2)ローズヒップティー
ローズヒップティーにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには疲労回復、便秘解消、リラックス効果など妊婦さんには嬉しい効果がたくさんあります。
(3)麦茶
麦茶にはミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルが不足すると、熱中症を引き起こす可能性があるので夏場の水分補給は麦茶でするようにしてください。
特に妊婦さんはお腹の赤ちゃんに栄養を送るためミネラル不足に陥りやすいです。
また、足をつるのもミネラル不足が原因なのでこむら返りに悩んでいる方は麦茶の摂取をオススメします。
(4)黒豆茶
黒豆茶にはポリフェノールとカリウムが豊富に含まれています。
そのため、むくみに効果的です。
過剰摂取すると胎児に悪影響を与えてしまう可能性があるので、1日2杯程度に留めておきましょう。
(5)コーン茶
コーン茶にはカリウム、食物繊維、鉄分が豊富に含まれています。
これにより、むくみや便秘、貧血を改善してくれる効果が期待できます。
特に妊娠中は子宮に血液を送らなくてはいけないので貧血になりやすいと言われています。
1日に必要な鉄分を食べ物から摂ろうとすると大変ですが、飲み物から摂れるのは嬉しいですね。
(6)たんぽぽ茶
たんぽぽ茶はビタミン、ミネラル、鉄分が豊富に含まれています。
たんぽぽ茶はコーヒーも出ており、含まれている栄養素はお茶と同じなのでいつものコーヒーをこちらに変えてみるのもいいかもしれません。
(7)そば茶
そば茶にはルチンが豊富に含まれています。
ルチン、初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
ルチンはビタミンCと一緒に摂取することで血管が丈夫になり、全身に血液が行き渡って冷え性を改善してくれます。
フルーツや野菜を食べる時の飲み物はそば茶に決定ですね!
5、妊婦の時、お世話になったカフェインレスの飲み物4選
(1)やさしいデカフェ紅茶
ベビーザラスや赤ちゃん本舗に置かれているやさしいデカフェシリーズ。
2020年9月時点で7種類あり、種類が豊富なので飽きることなく毎日違う味を味わうことができます。
紅茶だけでなく玄米茶、ほうじ茶、ジャスミン茶、3種類のお茶もあります。
(2)Eお母さんシリーズ
森永乳業が販売しているEお母さんシリーズ。
1日2本飲むだけで1日に必要な栄養素を賄うことができます。
ちなみにわたしが産院でお世話になった栄養士さんからミルクで1番栄養価が高く、吸収しやすいとされているのは森永さんが出しているE赤ちゃんの粉ミルクと説明されました。
それを踏まえると、Eお母さんシリーズもママ用の飲み物として最適なんじゃなかろうか!
と思いますよね。
カフェオレ、抹茶、ミルクティーの3種類の味が出ているので甘い飲み物が恋しい時に重宝してました。
(3)Tea Letter デカフェ紅茶
フルーティーな味わいの紅茶が3種類!
わたしは特にマスカット味が好きでした。
3袋で410円と少し高めなのですが、やさしいデカフェ紅茶より風味が強くてリラックス効果があるとわたしは勝手に思っています(笑)
しかもこの紅茶、商品名にLetterがついているだけあって(?)メッセージカードがついているんです。
1つ1つ小分けになっていますし、ちょっとしたプレゼントに添えてあげてもお洒落ですね👏
(4)やさしい麦茶
よくコンビニやドラッグストアにも置いてある麦茶です。
妊娠中はなぜか濃い麦茶を飲みたくなくて、麦茶感が薄い優しい味のこちらをよく買って飲んでいました。
しかも650mlと大容量でドラッグストアだと100円以内で買えるのも魅力的でした。
6、カフェタイムでも安心!カフェインの少ないコーヒーに変更ができるカフェ
わたしはカフェで本を読んだりネットフリックスを観たりすることが好きなんですが、妊娠中、飲み物のオーダーに困りました。
カフェインレスやデカフェに対応していないカフェだと飲むものがかなり限られる、いや、もはや飲むものがない!なんてことに陥っていたんです。
デカフェのコーヒーのみ扱っていてカフェオレのようなコーヒーを使ったドリンクの中身は変更できないという店舗もあります。
「コーヒーじゃない・・・・カフェオレが飲みたいんだ・・・・・」
と心の中で何度ぼやいたことか・・・・
そこでチェーンのカフェでカフェインレスやデカフェに対応しているところをまとめました。
お散歩途中の休憩に入る時などに参考にしてくださいね。
(1)スターバックス
引用:公式サイト
+50円でエスプレッソが使用されているドリンクはすべてデカフェに変更できます。
デカフェ対応可能なメニューが1番多いのは間違いなくスタバです。
(2)ドトール
引用:公式サイト
店舗によりますが一部カフェインレスに変更できます。
・コーヒー
・カフェラテ
・豆乳ラテ
・ハニーカフェオレ
ただし、ハニーカフェオレはアイスしかありません。
ご自身が行こうと思っているドトールがカフェインレス対応しているかどうか調べてから行くことをオススメします。
ちなみにわたしの所感ですが、子育てに力を入れている地域のドトールはカフェインレスメニューが置いてあるところが多いです。
(3)猿田彦珈琲
引用:公式サイト
デカフェのコーヒーが用意されていて、+100円すればエスプレッソを使った他のメニューもデカフェに変更ができます。
わたしはここの蜂蜜ラテが好きなんですが、デカフェに変更しても特に味の変化は感じませんでした。
(4)タリーズコーヒー
引用:公式サイト
ホットのトールサイズのみ400円で販売されています。
一部店舗のみ取り扱いで病院に併設されている店舗が多いみたいです。
(5)エクセルシオールカフェ
引用;公式サイト
ホットコーヒーのみカフェインレス対応です。
+50円で変更できます。
(6)カフェ・ド・クリエ
引用:公式サイト
カフェインレスコーヒーのホット、レギュラーサイズのみ280円で販売されています。
まとめ
カフェインは1日1杯程度、たしなむ程度なら問題ありませんができるだけ避けるに越したことはないです。
カフェで休憩という時でも今回ご紹介したカフェなら安心して飲み物が飲めます。
10ヶ月の間コーヒーや紅茶が好きな方には苦痛だと思いますが、カフェインレスの飲み物も美味しいものがたくさんあるので是非オススメの1つを見つけて妊娠生活を乗り切ってください。