妊活のためには体を温めて血行をよくすることがいいとされています。
そこで妊娠しやすい体づくりのためにホットヨガを検討する方も多いのではないでしょうか。
わたしもホットヨガに通おうか検討していた時期があり、
「本当に妊娠しました!」
「ホットヨガを始めてから体の疲れが取れやすくなりました!」
などブログで書いていらっしゃる方がたくさんいました。
今回はホットヨガと通常のヨガの違いから、ホットヨガが妊活にいいとされる理由などをご説明したいと思います。
1、ホットヨガは一般的なヨガと何が違うの?
(1)運動する環境
一番大きな違いは運動する環境です。
ホットヨガは室温が38〜40℃、湿度は55〜65%に設定されており、汗をかきやすい空間でヨガをします。室温と湿度を高めに設定することで体を芯から温め、血流をよくしてくれます。
対して通常のヨガは特に温度や湿度が設定されておらず、運動しやすい環境でヨガを行います。
(2)ヨガに通う目的
体に溜まった老廃物を流してすっきりしたいのか、自分の心身に向き合って調子を整えたいのか、というヨガに通う目的に違いがあります。
ホットヨガは高温多湿で行うため、通常のヨガよりもたくさんの汗をかくのでデトックスしたい方にオススメです。対して通常のヨガは呼吸法を意識してリラックス効果を得たい方、日々の緊張から体を解き放ち心と体に向き合いたい方にオススメです。
2、ホットヨガが妊活にいいとされる4つの理由
(1)体の冷えを改善する
冷え性の方は血の巡りが悪いので体に水分が溜まり、むくみがちになります。
夕方になるとふくらはぎが張ってしまうという経験はありませんか?
ホットヨガを行うことで、その溜まった水分が排出されて全身の血の巡りが良くなります。
(2)ホルモンバランスを整える
(1)の冷え改善につながってくるのですが、冷えが改善されると全身の血流がよくなり子宮にもたくさんの血が行き渡ります。
そのため卵巣機能が上がって妊娠しやすい体を作ることができます。
また、ホルモンバランスを整えることで妊娠以外にも生理不順を正したり、気分の浮き沈みが整ったり、肌の調子を整えたりと女性の悩みに働きかけてくれる嬉しい効果がたくさんあります。
(3)基礎代謝を上げる
ホットヨガで基礎代謝が上がるのには2つの理由があります。
1つ目は高温多湿でヨガを行うことで汗をたくさんかき、血流をよくすることで代謝が上がります。
2つ目は筋肉は温めると伸びるので、普段上手く使えていない筋肉に溜まっている老廃物を排出し、筋肉を効率よく鍛えることができます。
通常のヨガよりもホットヨガの方が筋肉の可動域が広くなるので普段使っていない筋肉も鍛えられ、基礎代謝を上げることができます。
(4)ストレス解消になる
汗をかく事で「セロトニン」と呼ばれる物質が分泌され、副交感神経が優位に働き、ストレス解消やリラックス効果につながります。
妊活にストレスは大敵ですのでホットヨガで汗をかいてストレスも一緒に流しましょう!
3、注意が必要!ホットヨガを行うべきでない時期
ダイエット目的ならホットヨガを強くお勧めするのですが、妊娠しやすい体を作るためという目的で行うなら注意が必要です。
(1)高温期
高温期とは排卵後の体温が上昇している時期の事を指します。
精子と受精卵は熱に弱く、この時期は妊娠する可能性が高いのでホットヨガは避けた方がいいと言えるでしょう。
参考:産婦人科クリニックさくら
(2)妊娠が判明した時
妊娠が判明したらホットヨガではなく、通常のヨガで行われているマタニティヨガを受講してください。
ホットヨガはたくさん汗をかくため脱水症状に陥りやすく危険です。
また、お腹に圧をかけるポーズもあるので絶対にマタニティヨガに切り替えてください。
(3)体調が悪い時
これはどのスポーツでも言えることですが体調が悪い時は無理をせずに休んでください。
身体が休養を欲しているということなので、いつもなら平気なポーズでも倒れてしまったりするかもしれません。
心身の健康も妊娠するためには欠かせないので横になってゆっくり休みましょう。
4、ホットヨガ以外で体を温めるのに効果的な2つの運動法
体を温めるために適度な運動がいいとされています。この「適度」とは15〜30分ほどの軽い運動を指します。
運動をして体を温めればいいというわけではなく、ランニングやジムのような激しい運動は精子や卵子を老化させる”活性酸素”と呼ばれる物質が作られてしまうので逆効果になってしまいます。
そこで妊活に適していると言われている運動を2つご紹介します。
(1)ウォーキング
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれており、ここを重点的に動かすことで足に溜まった血流が上半身に戻り、全身の血の巡りがよくなります。
そのためウォーキングがオススメです。いつもより歩幅を広めにして歩きましょう。
正しいウォーキングフォームは下記画像を参考にしてください。
全身の血流が良くなるということは、子宮にもたくさん血液が行き渡り、子宮機能が高まって妊娠しやすくなるということです。
引用:住商連合健康保険組合
(2)ストレッチ
(1)のウォーキングで説明したように下半身、特にふくらはぎ中心にストレッチを行うと溜まった血液が心臓に戻って全身の血流がよくなります。
実際にわたしがヨガで行っているポーズを3つほどご紹介します。
①ゴキブリ体操
1.仰向けに寝て両腕と両足を天井に向かって上げる
2.その大勢のまま手足をブラブラブラ〜っと小刻みに揺らす
この体操を行うことで手足の血液が心臓に戻っていき、むくみを改善することができます。
②片足前屈ストレッチ
1.開脚し、右足を反対の左太ももにつけるように座る
2.両手で伸ばしている左の爪先を持ち、手前に引いて20〜30秒キープ
3〜5セット行ったら反対側も行いましょう。
*右足をまっすぐ伸ばせなくても問題ありません。わたしも伸ばせないので膝が曲がっていますが膝裏が伸びていると感じれば大丈夫です。
③足首回し
1.左ももの上に右の足首を乗せる
2.右足の親指を両手の人差し指で包みこみ、内側と外側に10回まわす
この時、ポイントは後ろ側にまわす時は体ごと後ろに倒れるのをイメージしてまわす
5、まとめ
ホットヨガをすることで体を温め、妊娠しやすい体を作ることができます。
しかし、普段はホットヨガ、高温期は普通のヨガと使い分けるには2つの教室に通うことになるのでお金が余分にかかります。
両方のレッスンを受けられる教室があればいいのですが、そうでない場合は通常のヨガを行い、体を温めるのはウォーキングやストレッチで補うほうがいいと思います。
わたしは妊娠が判明してから産後の今もヨガに通っています。
オンラインヨガを受講していて、娘がお昼寝中にヨガをしています。スタジオに通う必要がないので大助かり!
今なら無料体験を行っているので受講してみてはいかがでしょうか。