2人目の育休中はすでに保育園に行っている上の子は保育園にそのまま通えるのか気になるご家庭も多いのではないでしょうか。
「育休中なんだから自宅保育できるだろう」
「保育園に預けるなんてずるい」
と言う声もSNSなどで見ますが、赤ちゃんのお世話に専念するためにできれば上の子はそのまま保育園に預けておきたいですよね。
今回は私が二人目育休を取得した実体験をもとに育休退園をしなくてはいけないのか、保育園にそのまま通う場合はどんなメリットがあるのかなどを中心にお話しします。
1、2人目の育休中、上の子は保育園にそのまま通うことができる?
一時期、育休退園についてテレビで取り上げられていた時期がありました。
現在は育休退園を迫る自治体は減ってきていたり、条件を緩和させたりするところも増えてきているようですが
それでも待機児童が多い地域では改善されていないところもあります。
(1)2人目の育休中、保育園に通い続けることができるかは自治体による
結論から言いますと育休退園に追い込まれるかはお住まいの自治体によります。
例えば埼玉県の所沢市や東京都港区といった待機児童が多い地域では育休退園が求められます。
しかし、ひとえに育休退園と言っても退園時期はさまざまです。
引用:東洋経済
上記画像は首都圏主要都市、政令指定都市の100市区を調査した結果です。
かなり自治体で対応が分かれていることがわかります。
ご自身がお住まいの自治体は育休退園についてどのような決まりになっているのか役所に問い合わせてみてください。
育休退園した子どもは再度保育園に申し込みをする際、優先的に入園できるよう配慮してくれる自治体が多いようです。
(2)育休取得したことで上の子を保育園に預けられる時間が変わった
今までは最長11時間預けられたのですが産休が終わったら最長8時間の預かりに。
これまで朝は夫が送っていき、帰りは私がお迎えに行くというスタイルだったのですが保育園の送迎は全て私が行わなくてはならなくなりました。
9時から朝の会が始まるのでそれまでに登園させなきゃいけないのですが、2人の子どもをみながら家のことをやって…なんてしていると9時を過ぎる日が多々あります 汗
それでも日中保育園に預けて下の子のお世話に集中できる環境でいられるのは保育園のおかげなので感謝しかありません。
上の子も保育園が好きみたいで毎日楽しそうに登園しています。
2、2人目育休中でも上の子が保育園に通園し続ける3つのメリット
育休退園しなくてもいい自治体に住んでいるけれど、自宅保育しようか悩んでいるご家庭もあるかと思います。
私は保育園に通園させ続けるメリットは3つあると思っています。
(1)パパ・ママの心身の負担が軽減される
やはりこれが群を抜いて堂々の1位だと個人的に思います。
遊び盛りである上の子の相手をしながら乳児のお世話をするって本当に大変です。
しかも下の子の月齢が低いときは夜泣き対応もあるので日中はフラッフラ。
体力的にも相当しんどいです。
上の子を保育園に預けることができれば赤ちゃんと一緒にお昼寝して体力回復できますし、上の子は保育園のお友達と思いっきり遊ぶことができます。
(2)上の子が保育園のお友達と離れなくて済む
毎日通っている保育園ですから仲のいいお友達がいるはずです。
うちの娘は3歳児クラスに上がってから毎日「今日は〇〇ちゃんと遊んだんだよ」と、お友達と遊んだことを楽しそうに報告してくれるようになりました。
退園してしまったらそんな仲良しのお友達としばらく会えないわけですから、かわいそうですよね。
(3)上の子は保育園で、下の子はパパ・ママが思いっきり遊んであげることができる
上の子と下の子を同時に見ることは可能ですが、一緒に遊んであげるという観点から見ると難しいです。
特に、体を動かす系の遊びは赤ちゃんが一緒だとできないことが多いです。
私の知人で自宅保育で2歳差の男の子を育てるママがいるのですが、下の子が生まれてから半年くらいは上の子を外に連れ出して十分に遊んであげることができなかったと言っていました。
日中体を動かしていないから疲れないのか夜寝るのも22時近くの日が続いたとか…
規則正しい生活をする上で日中思いっきり遊んであげることはとても重要ですので上の子は保育園、下の子はパパ・ママが遊び相手になってあげましょう。
3、私が考えるデメリットは保育料のみ
2人目育休中も保育園を利用する場合、デメリットは保育料のみだと私は思います。
3歳以上だと無償化の対象なのでかかってくるお金は給食費のみのところがほとんど。
しかし0-2歳だと保育料が高額なため育休手当がほとんど保育園代に消えてしまうなんてこともザラです!
ただ、日中上の子を保育園でみてもらえるのはすごくありがたい。
育休中の1年間だけ貯金を切り崩すことになりますがそこはもう割り切って
という気持ちでいいと思います。
4、もしも2人目の育休中に保育園を退園させられてしまったら
住んでいる自治体の規定で泣く泣く退園させられてしまったらどうしたらいいのか?
他のママさんたちが受け皿としている場所をご紹介します。
(1)幼稚園や認定こども園に転園させる
3歳以上だと幼稚園や認定こども園に通園することができます。
保育園と比較すると預かり時間が短いですが、それでも上の子が日中は元気に体を動かしてくれるならママパパの負担も減るので嬉しいですよね。
新しくできたお友達や先生と離れないように育休が終了してもそこの園に通わせる予定なら長期休暇にも対応していて延長保育を行っているところに入園すれば復帰後も預けられますよ。
(2)一時保育を利用する
自治体にもよりますがリフレッシュの場合、月2回程度の一時保育を行なっている保育園があります。
一度説明会に参加してからの利用になりますが、1時間300円ほどで利用できるので気軽に預けられます。
お住まいの自治体に一時保育についてぜひ問い合わせしてみてください。
(3)認可外の保育園を利用する
お金に余裕があれば認可外の保育園に入園させるのも手です。
認定保育園よりも英語やリトミックなど色々なカリキュラムを組み込んでいる園が多いので習い事感覚で育休の間だけ通わせてみるのもいいのではないでしょうか。
(4)ベビーシッターを活用する
ママパパの疲労がピークに達してきて明日だけは1日中休みたいという日も出てくると思います。
そんな時、保育園の一時預かりやファミサポさんは直前の予約を取ることができないのがほとんどなのでベビーシッターを利用するのも一つの手です。
料金は少々お高くなってしまいますが、頻繁に利用するわけではないと思うのでママパパの心身安定のためには必要経費だと思いましょう。
まとめ
育休中の保育園利用はずるい、かわいそうという言葉を度々耳にしますがそんなことはありません。
我が子も「ママと一緒に遊びたい」と言う時ももちろんありますが保育園に行ってしまえば楽しそうに友達と遊んで帰ってきてくれます。
お迎えの時もニコニコです。
日中、保育園に預けている代わりに帰ってきたら上の子ファーストで動いてあげれば問題ありません。
育休中でも保育園に預けられる自治体に住んでいるならそのまま継続して利用するのがいいと私は思います。